門司港で押収の覚せい剤、中国で荷積みか

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20081113-OYS1T00187.htm
(読売)

北九州市の門司港に入港したアフリカ・シエラレオネ船籍の貨物船で覚せい剤約300キロ(末端価格約200億円相当)を密輸しようとしたとして、福岡県警、門司税関、第7管区海上保安本部、九州厚生局麻薬取締部などの合同捜査本部は12日、覚せい剤を押収するとともに、インドネシア人の全乗組員12人を覚せい剤取締法違反(営利目的所持)容疑で現行犯逮捕し、暴力団関係者の日本人2人を同法違反(営利目的譲り受け未遂)容疑で逮捕したと発表した。

 捜査本部は、全地球測位システム(GPS)などから出港した中国で覚せい剤が積み込まれた可能性が高いとみている。

 逮捕された日本人は、中国在住の会社役員嶋田徳龍(40)、おいの東京都板橋区東新町1、無職嶋田幸太郎(22)の両容疑者。

 発表によると、乗組員は11日、貨物船「ユニバーサル」(1195トン)の船内で、茶用のパック598袋に小分けした覚せい剤約300キロを営利目的で所持し、嶋田徳龍、幸太郎の両容疑者は同日未明、門司港で覚せい剤を受け取ろうとした疑い。

 両容疑者は容疑を否認しているというが、捜査本部は徳龍容疑者が10日夜、同船の停泊地近くの岸壁で乗組員と会話を交わし、覚せい剤の一部を確認したことをつかんでいるという。

同船は10月17日、中国南部の防城でリン鉱石を積んで出港。門司港に入港するまでどこにも寄港せず、海上で不審な船と接触していないことが、GPSで確認されており、出港地で覚せい剤を積み込んだ可能性が高いという。

 捜査当局は昨年5月頃に内偵捜査を開始。徳龍容疑者が中国に頻繁に渡航していたことや、北九州地区や鹿児島県内の港に現れていたことを把握していた。

 徳龍容疑者は九州に本拠を置く暴力団ではなく、東京の複数の暴力団と関係があるとされ、合同捜査本部は暴力団が覚せい剤を密輸しようとしたとみて、押収した携帯電話の通話記録などの分析を進める。



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