痴漢賠償請求訴訟:不起訴男性と被害申告女性、異例の意見陳述

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080930ddm041040111000c.html
(毎日)

◇車内通話を注意、痴漢にされた/自分が悪いのに、訴えるなんて
 JR中央線の電車内で99年に痴漢をしたとして逮捕され、不起訴となった東京都国立市の沖田光男さん(66)が、被害申告した当時大学生の女性に1135万円余の賠償を求めた訴訟の上告審弁論が29日、最高裁第2小法廷(津野修裁判長)であり、結審した。弁論は代理人が主張を展開するのが通例だが、この日は沖田さんと女性がそれぞれ異例の意見陳述をした。

 沖田さんは「携帯電話で話しているのを注意したら、うその被害申告をされ、人生を狂わされた。1、2審の誤った判決を破棄し、納得のいく裁判を願う」と述べた。これに対し女性は「自分が悪いのに私を訴えてきて、苦しい思いをしてきた。つらく、気が休まることはなかった。痴漢したのはこの人に間違いない」と訴えた。

 1、2審は沖田さんの痴漢行為を認め、女性に対する請求を棄却したが、弁論が開かれたことで結論が見直される見通し。判決は11月7日。

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